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3.11 フィルタフォルダ

指定した条件を満たすメッセージのみを含む仮想的なフォルダです。

書式:

 
`/' 条件 `/' フォルダ

条件には、以下を書けます。

  1. 部分フィルタ: `first:数字', `last:数字'

    first: 全メッセージの先頭から数字の数だけメッセージを切り出します。 last: 全メッセージの末尾から数字の数だけメッセージを切り出します。

    例:

     
    /last:10/-fj.os.linux -> -fj.os.linux の最近の 10 個のメッセージ
                             のみを表示するフォルダ
    /first:20/%inbox      -> %inbox の最初の 20 個を表示するフォルダ
    

  2. 日付フィルタ: `since:日付', `before:日付'

    since: 日付より最近のメッセージのみを取り出します。(日付を含みます) before: 日付より以前のメッセージのみを取り出します。(日付を含みません)

    日付には以下が書けます。

     
    yesterday ->  昨日
    lastweek  ->  先週の今日
    lastmonth ->  先月の今日
    lastyear  ->  去年の今日
    数字daysago -> 数字 日前 (e.x. 3daysago)
    -月の略名- ->  日付そのものの指定 (ex. 1-Nov-1998)
    

    例:

     
    /since:3daysago/+inbox → 最近3日間の +inbox 中のメッセージ。
    /before:yesterday/+inbox → 昨日より以前の +inbox 中のメッセージ。
    

  3. フィールドフィルタ: `フィールド名:文字列'

    メッセージのフィールドの中身が文字列にマッチするメッセージを取り出します。 フィールド名文字列に大文字小文字の区別はありません。

    例:

     
    /from:teranisi/+inbox -> +inbox で、From: フィールドに
                             "teranisi" という文字列を含むメッセージのフォルダ
    /body:なんとか/%inbox -> %inbox で、本文に "なんとか"
                             という文字列を含むメッセージのフォルダ
    

  4. フラグフィルタ: `flag:フラグ名'

    フラグ名で指定されたフラグを持つメッセージを取り出します。

    指定出来るフラグ名には、以下のものがあります。

     
    unread    -> 未読
    important -> 重要
    answered  -> 返信済み
    forwarded -> 転送済み
    digest    -> 未読またはグローバルフラグ付き
    any       -> 未読、返信済み、転送済み、グローバルフラグ付き
    

    また、グローバルフラグとして設定したフラグも同様に設定することが出来ます。 グローバルフラグとは、wl-summary-set-flags (F キー)により付与できる 任意の名前を持つフラグです。フラグの名前は自由に定義することができます。 デフォルトでは、`important' フラグが用意されています。 グローバルフラグが付与されたメッセージは、`'flag' フォルダの サブフォルダを閲覧することで、まとめて読むことができます。 See section 3.13 内部フォルダ.

    例:

     
    /flag:digest/%inbox     -> %inbox のうち、未読または重要な
                               メッセージのフォルダ
    /flag:wl/+ML/Wanderlust -> +ML/Wanderlust のうち、wl という
                               グローバルフラグが付いたメッセージのフォルダ
    

  5. 複合条件

    条件部分が `!' で始まると否定の条件指定となります。複数の条件を `|' で区切って指定すると、OR 条件となります。同様に、`&' で区 切ると AND 条件を指定できます(AND 条件は OR 条件よりも優先して評価されま す)。さらに、`(', `)', で囲うと条件式をグルーピング指定できます。

    また、条件の省略記法として `tocc' を用意しています。 `/tocc:xxxx/' は、`/to:xxxx|cc:xxxx/' に展開されます。 `/!tocc:xxxx/' は、`/!to:xxxx&!cc:xxxx/' に展開されます。

    例:

     
    /from:teranisi&!to:teranisi/+inbox
                          -> +inbox で From: フィールドに "teranisi" を含み、
                            To: フィールドに "teranisi" を含まない
                            メッセージのフォルダ
    
    /tocc:"Yuuichi Teranishi"/+inbox -> +inbox で、To: フィールドか
                             Cc: フィールドに "Yuuichi Teranishi" を含む
                             メッセージのフォルダ
    
    /(from:yt|from:teranisi)&subject:報告/+inbox
                          -> +inbox で、From: フィールドが "yt" か
                            "teranisi" を含み、かつ Subject が "報告" を含む
                            メッセージのフォルダ
    

注意

文字列部分に、空白文字、`"'、`/'、`)'、`|'、`&' を含みたい場合は、文字列全体を `"' で括る必要があります。(`"' で括られている文字列中に `"' を含む場合は、`\' でエスケープす る必要があります)。これらの文字を含まない場合でも `"' で括るのは問 題ありません。

応用編

 
*%inbox,/from:teranisi/%inbox@server
       -> %inbox、および、
          %inbox@server の中で From フィールドが "teranisi" のメッセージ群、
          をいっぺんに表示するフォルダ。

/last:100//to:teranisi/*+inbox,%inbox
       -> +inbox と %inbox 中のメッセージのうち、
          To: フィールドが "teranisi" にマッチする
          メッセージの最近の 100 個を表示するフォルダ。

/from:hogehoge//last:20//tocc:teranisi/%#mh/inbox@localhost
       -> %#mh/inbox@localhost の中で、To か Cc に "teranisi" が含まれる
          メッセージの最近の 20 個のうち、From が "hogehoge" のものを
          表示するフォルダ。



This document was generated by Yuuichi Teranishi on February, 19 2005 using texi2html